こんにちは、富山県出身金沢市在住のむぅたです。
こちらの記事を見ればわかると思いますが、このブログは北陸のたのしい!がわかるブログというコンセプトのもと運営しております。
確かに北陸は楽しいところですが、他地方とは違い三県しかありません。
そんな少数精鋭地方となるとお互いに「うちの県が北陸一番だ!!!」みたいな競争心が生まれるのは想像に難くないと思います。
ところがどっこい。北陸では「うちの県が一番」というより「うちの県は最下位じゃない」といった最下位争いが日々熾烈に行われているのです。
それはなぜか?
そりゃもちろん金沢さんの存在です。
富山県民も福井県民も、あの金沢さんを抱える石川県に勝とうなどとは毛頭思っておりません。
「金沢なんかに負けてらんねえよ!一番を目指そうぜ!」なんて言う奴は間違いなく北陸外出身です。村八分です。
そんなキングオブホクリクの金沢が存在するうえ三県しかないという北陸の性質上、勃発するのは「最下位争い」なのです。
富山は石川には負けるけど福井には負けないと思ってますし、福井も石川には負けるけど富山には負けないと思っています。
他県の人からすれば物悲しい話に感じるかもしれませんが、富山福井の人々は金沢に負けていることを悲しいなんて思ったことすらないと思います。
なのでこの記事では、長年に渡る富山福井間の北陸最下位戦争に決着をつけるべく
色々な統計結果や数値を参照してあくまでも客観的に北陸最下位を決めたいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
統計データ
まずは完全なる客観視である統計データから競い合っていきましょう。
統計データは嘘をつきませんからね。統計者が富山県民で「うーん、この数字福井に負けとっし増やしといてやっちゃ!」なんてやってたら大事件ですよ。
人口
福井県 80.3万人
出典:Wikipedia
富山のほうが福井より10万人以上多いですね。
ですが人口は結局面積次第ですからね!デカけりゃデカいだけ人は住めますから!
面積
福井県 4,189 km²
出典:Wikipedia
なかなかの僅差になりましたね。僅か60㎢の違いしかありません。
…あれ…?!
県内GDP
やはり県の力、県力(けんりょく)を測る上で重要なのは経済ですからね。
一定期間でその県が生み出した付加価値の総額のことです。
富山県民からの好感度は低いけど。
福井で一番稼いでる企業は建設会社である熊谷組ですからね。
ここで人口一人当たりの県内総生産を見てみましょう。
おやおや?!
人口一人当たりに直すと富山県がトップなのは揺るぎないのですが、石川県が最下位になってしまいました!
人口が多ければ多いほど一人当たりの金額は下がりのは当然ではありますが…。
とにかくこれはまさかの石川県への下克上の展開が見えてきたのではないでしょうか?!
やはり富山が北陸ナンバーワンなのか?!
※この記事はあくまで中立の立場で書いております
県民平均所得
GDPは付加価値の総額で、県民平均所得は実際に県民が稼いでいる金額です。
ここでもやはり富山が福井に20万以上の差をつけて勝利です。
まあGDPの差がそのまま所得の差になると思うので、この結果は当然ですね。
と、いうことは…?
キング石川:295.88万円
これはもう完全に下克上なのではないでしょうか?!
やっぱり富山がナンバーワン!
※この記事はあくまで中立の立場で書いております。
学力テスト正答率
その子供たちの学力はその県の未来の希望となると言っても過言ではありませんね。
というかこの学力テストの結果は北陸三県とも馬鹿高いんですよね。
ちなみにキング石川の学力テスト正答率は66.8%。なんと全国1位なんです。
頑張れ!若い衆!(無責任)
娯楽
なんだか意外と統計データでは顕著な差が見当たらなかったうえ、キング石川の地位すら脅かしそうな展開になってきたので、お次はエンタメ面での差を見ていきたいと思います。
経済じゃないんですよ。結局は楽しめる県かどうかなんですよ。
観光客数
福井県 1,605万人
出典:http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1401/kj00013393.html
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kankou/fukuiken-kankoukyakusu.html
なぜかってそりゃもちろん北陸新幹線の存在がデカいからです。
正直富山は「金沢の手前にあるから仕方なく通した」感すごいですからね。
この統計ほんとにあってるんでしょうか。1ミリでも県境を跨いだ人間はカウントしてるんじゃないでしょうか。
民放の数
いまではネットが普及したせいでテレビ放送を見る人がだいぶ減ってしまいましたが、それでもまだまだ主要メディアなのに変わりはありません。
特に北陸のような娯楽の少ない地域は一昔前までテレビぐらいしか娯楽がありませんでしたからね。
そのテレビの放送局の多さはやはりその県の県力に関わって来ます。
富山はフジテレビ、日本テレビ、TBS、NHK2局があります。
福井はフジテレビ、日本テレビ、NHK2局です。
視聴できるテレビ局が1つ違うということはそれだけ見える世界が増えるということですからね?
いま鼻で笑った都会人はNHKのスタッフが毎晩訪れる呪いをかけました。
フジテレビ、日本テレビ、TBS、朝日放送、NHK2局です。
朝日放送があることの何が強いってそりゃニチアサが観れるってとこですよ。
富山県出身の僕が幼い頃は戦隊モノの放送時間は火曜16時、仮面ライダーなんて放送すらしてませんでしたからね。
富山で朝日放送を見るためにはケーブルテレビへの加入が必須。
なので幼い頃から仮面ライダーやプリキュアが好きだった富山県民はケーブル契約しているプチ上層階級だったんです。
お互い特に意識はしていないものの「先週のブレイド観た!?…あ、お前んち観れないんだっけ?」みたいな悪意のない嘲笑を受けることにより、幼少期から劣等感を持って生きることになってしまいます。
その劣等感を感じない石川県民はやはり天上人なのでしょう。
スタバの数
スターバックスコーヒー略してスタバはいまや若者のマストカルチャー。
新しいフラペチーノが発売されようものなら若者は全てを投げ打ってスタバに集結し、とんでもないカロリーのフラペチーノを注文し、その写真をSNSにアップしては承認欲求を満たします。
そんなスターバックスの店舗数は富山県の勝利です!
まあそれはそう、富山県にはなんと言っても富山県民のアイデンティティ、世界一美しいスタバがありますからね。
正確に言えば世界一美しかったスタバなんですが。
そこまでの大差ではないですね。
世界一美しいスタバがある分富山の勝ちではないでしょうか。(?)
アルコール消費量
え?娯楽?という声が聞こえて来そうですが、アルコールは娯楽ですよ。
結構な差がついてしまいましたね。
でもこの数字を見るだけでは
「やることがないから酒を飲んでいる」
のか
「飲食店が多いから自然と消費量が多くなる」
のかわかりませんね。
調べて見ると人口10万人あたりの飲み屋件数は
となりました。
アルコール消費量では富山県が大きく上回っていたはずなのに、人口10万人あたりの飲み屋の軒数では微妙に負けてしまっています。
つまり富山県は飲み屋が多いから酒の消費量が多いわけではなく、単純にめっちゃ飲んでるということになります。
富山県民のみなさん、思い当たる節はありませんか?
そういうとこですよ。
ちなみにエンペラー石川は
消費量6,462kl、人口10万人あたりの飲み屋軒数240.3です。
石川県には北陸繁華街のメッカ片町がありますからね。
むしろ少ない方と言えるでしょう。
便乗か?と思われがちですがこの福井の片町は「不死鳥ブロックフェニックス通り」なんて名前の通りに面していますからね。名前のカッコよさで完全に金沢の片町と差別化出来ています。
有名人
お国自慢でありがちなのが「うちの県は○○さんの出身地だから!」なんていう自分のアイデンティティをかなぐり捨てた自慢話ですね。
それもうお前は関係ねえじゃんと言われる自慢ですが、それでもあの有名人と同じ出身地というだけで人々の心は踊るものです。
ここでは富山福井各県の代表的な有名人をざっと紹介していきます。
富山県
まずは富山県の有名人から見ていきましょう。
・藤子不二雄(漫画家)
富山県といえばこのお方ですね。
ドラえもん、パーマン、怪物くんなど、日本を代表する作品の作者様です。
・柴田理恵(タレント)
多数のバラエティ番組等に出演している富山の顔ともいえるタレント。
どの番組に出演していても富山のおばちゃん感をバンバン出していますね。
・室井滋(役者)
ドラマや声優など、マルチな活躍をこなす役者さんです。
・西村雅彦(役者)
ドラマや映画でしょっちゅう顔を見る名脇役。
名前を知らずとも、顔を見れば誰しもが「あ〜!」となる人です。
・森矢カンナ(旧名:森カンナ)(役者)
いつのまにか名前が変わっていましたね。
仮面ライダーディケイドで一躍有名になった女優さんです。
・松本岳(役者)
僕と同い年のイケメン役者。手裏剣戦隊ニンニンジャーでアオニンジャを務めました。
・中井りか(アイドル)
最近何かと話題のNGT48に所属するアイドル。
彼女自身も週刊誌に撮られたりなど話題の尽きない女の子です。
・上田麗奈(声優)
こちらも僕と同い年の声優さんです。
声も顔も可愛く、出演作品も面白く、声も顔も可愛いです。あと顔が可愛いです。
・はじめしゃちょー(Youtuber)
日本を代表するYoutuberの一人。
富山県出身だと知らない方も多かったのでは?
完全に自分の趣味嗜好が出てしまいましたが、意外と有名な人が多い印象ですね。
中井りかや上田麗奈、はじめしゃちょーなど、近年有名になった人が多いのも意外だったのではないでしょうか?
福井県
次に福井県の有名人を見ていきます。
・大和田伸也(俳優)
ダンディな雰囲気が人気の俳優さんです。
その声にも定評があり、声優やナレーターとしても活躍しています。
・大和田獏(俳優)
大和田伸也さんの実の弟です。
・道端三姉妹(モデル)
道端カレン、ジェシカ、アンジェリカの三姉妹は実は福井県出身なんですね。
名前的にサンフランシスコかどっかだろうと勝手に思い込んでいました。
・蒼井翔太(声優)
様々な作品に出演し、歌手としての活動も精力的に行なっている声優さんです。
中性的な見た目と声で主に女の子から絶大な支持を集めています。
・天龍源一郎(タレント)
特徴的な声でイジり倒されている元プロレスラー、現タレントです。
本当にあの声だと日常生活に支障をきたすレベルだと思うんですが、マジなんでしょうか。
福井の代表的な有名人はこんなものですね。
個人的には道端三姉妹が福井出身なのが驚きました。
福井にアンジェリカなんて名前が許されるんでしょうか?(失礼)
ちなみに石川県の有名人は今回あえて紹介しません。
あくまで今回は富山vs福井という内容ですからね。
メンツが凄すぎて抗えないとかそういう話じゃないですよ。本当ですって。
まとめ
さあここまで富山と福井を様々な面から比較しましたが、どうだったでしょうか。
調査を進めていく上でわかった意外なこととしては
富山県民福井県民は共通意識として「石川さんにはどうせ勝てないけど、せめて最下位にはなりたくない」という思いがありますが、実際のデータとして見てみると石川とはさほど大差がついているわけではない、ということでした。
散々対立を煽るような記事を書いてきて申し訳無いのですが、富山県民福井県民は「どちらが上か?」を競うのではなく「どちらが石川県に追いつけるか?」を競った方がより建設的で現実的な争いの気がしますね。
…とはいえ!
この記事の主題は「富山と福井、どっちが北陸最下位かを決める」というもの。
今回あげた様々な要素の勝敗から、本当は決めたくないのですが、最下位を決めたいと思います…。
北陸最下位は…
です。
まあ実際学力テストくらいでしか富山に勝っているところなかったですからね。
でもこの記事で知ってほしいのはさっきも言った「石川県には意外に勝てるぞ!?」というところ。
別に福井の人に嫌われたくないから言っているわけではないですよ。
この記事をきっかけに、石川県相手ではいつも自分を卑下にしてしまう富山県民福井県民の考え方が変わってくれれば幸いです。
福井県民の方。許してください。
それでは!
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