こんにちは、最近酒の飲み過ぎでお腹と顔の肉付きが笑えなくなってきたむぅたです。
ここ一年以上ブログの更新が止まっていましたが、みなさん元気にしておられましたか。
実はこの間に僕は2度も転職し、その2度ともブラック企業に就職してしまいヒーヒー言ってました。
コロナによる経済への影響もあり、転職を考える方も多くなっているご時世だと思います。
今回の記事では主に
・僕が入社してしまったブラック企業たちについて。
・なぜ僕が転職に失敗してしまったか。
・僕のような失敗をせず転職するにはどうすればいいか。
という三点について出来るだけわかりやすく、優しめに説明します。
今転職を考えているみなさんが僕のダメ経験を糧により良い転職ができるお役に立てれば幸いです!
僕が入社してしまったブラックな企業たち
まずは僕がこれまでに入社した…入社してしまったブラック企業たちについてお話ししましょう。
1黒目
僕が初めての転職でお世話になった企業は某大手建築営業。
いい部屋がどうとか言うてるあの企業です。
そりゃあもう絵に描いたようなブラック企業でした。
「令和のこの時代にこんな企業あるのか…」と感心してしまったほどです。
どれだけブラックだったか、例を挙げると
・休日出勤は当たり前。入社前は代休が取れると聞いていたが、代休を取得している社員など見たことがなかった。
・残業代は全額支給される。が、月45時間に収めろと本社からの厳しいお達しがあり、実際は45時間を超える残業をしていても申告せずに働いていた。
・上司からのパワハラがひどい。すぐに辞めろ、というのは挨拶代りで「これはパワハラになるかもしれないけど、お前マジで馬鹿だろ」というように、「俺はこれがパワハラだとわかっている」と保険をかけてから暴言を吐いてくるためタチが悪い。
・翌日も朝から仕事なのにも関わらず部下を深夜まで飲みに連れまわす。しかも全額奢ってくれる訳ではない。
・1日外回りをして自宅に直帰するのは毎日夜21時前後。
そこから車の中で上司との電話が始まり、毎日毎日同じ内容のお叱りを一時間以上受けるため家に入れるのは22時前後。23時を回ることもザラ。
・金曜日に上司と電話をすると「今週もお疲れ!じゃあ明日からも元気に訪問頼むぞ!」という謎の日本語で労われる。
などなど…
自分で羅列してみてちょっと引いちゃうほどブラックな企業でした。
当然離職率も馬鹿みたいに高く、僕と同時に入社した同期の方も僕が辞める時にはすでに半分以上辞めていたレベルです。
まあその分営業が”出来る人間”にとってはハチャメチャに稼げるいい会社だったようです。
一年で二契約でも取れればボーナスやインセンティブ含め年収1000万円は余裕で超えますし、上司からの詰めも全くと言っていいほど無くなります。
そんな”出来る人間”だけが残り続けていった結果、入社したばかりの営業があまり上手くない人間が上司からも周りからも即”使えない人間”認定され、上司に詰められまくった挙句メンタルが潰れてすぐに辞めてしまう、という負の連鎖が起こっている会社だったのです。
僕が辞めたいと上司(39歳、年収2000万円、年休3日)に相談した際
「俺も昔そうなったことがあった!当時の上司に辞めたいと言ったら”1日休んで、そこでじっくり考えてみろ”と言われてな!考えた結果辞めないという選択肢を取り今があるんだ!お前も明日1日休んで、じっくり考えてみるんだな!」
と黒炎柱の煉獄さんみたいなテンションで軽めの引き止めを受けました。
言われた通り次の日丸1日休んだ結果、晴れやかな気持ちで退職できたのであの上司には感謝しています☆
2黒目
そんなブラッ…漆黒企業を逃げるように辞めた僕が就職した企業は所謂正社員派遣という業種。
よくある契約社員として派遣会社に雇われてクライアントに派遣される派遣ではなく、正社員として雇用されクライアントに派遣される派遣が正社員派遣です。
…雇用形態が違うだけでただの派遣ですね。本当にありがとうございました。
「そんなの見えてる地雷じゃん」と思われる方。まさにその通りです。
でもそれがブラック企業からの転職の恐ろしいところ。
(今の会社より悪いところなんてあるはずない!ここ以外ならどこだっていい会社に決まってる!)
と謎の決めつけをして転職活動をしてしまうんですよね。恐ろしい限りです。
さて、なぜそんな見えてる地雷に入社してしまったのでしょうか。
それは面接の時に綺麗な嘘八百を並べられたからなんですねぇ!
面接時につかれた嘘と真実をちょっと羅列しますと。
→1年半在籍したが内勤に上がる話は全くなし。話が違うと内勤者に相談したところ「そんなこと面接時に言うわけない。そもそもあなたは内勤に上がれるほど努力してるんですか?(笑)」と言われる。
・近々こちらに新たな営業所ができる。君の経験ならその営業所のスタートアップに必ず力になってくれるはず。僕と一緒にこの地方を盛り上げていきましょう!
→1年半在籍したが新しい営業所が出来る様子は全くなかった。他の地方のメンバーに話を聞くと「俺も面接のときにそれと全く同じ話を言われたんだけど…」と言われる。
・面接でこう言われても結局派遣として放置されるんじゃないかって心配でしょ?絶対にそんなことはないから安心して(笑)君みたいな逸材を放置しとくわけないじゃん(笑)
→1年半放置(笑)
・内勤に上がったら給料も上がるしボーナスも出る。最初は研修みたいなもんだからちょっと給料低くて申し訳ないけど少しの間我慢してほしい。
→内勤に上がった人間に聞いたところ昇給は全くなし。もちろんボーナスもなし。
僕とその内勤者が辞めた後にようやくボーナスが出たらしいが、勤続月数×1000円という驚きの金額。ボーナスとは…?
・営業成績次第ではもちろんインセンティブもあるから、研修期間とはいえ派遣先でもモチベーション保って仕事できるよ!
→インセンティブなど存在しなかったどころか、交通費すら実際にかかった金額の三分の一ほどしか貰えず。
書いててちょっと腹立ってきました。
この企業の最悪なところはなにもこの嘘面接を僕だけにしていたわけではなく、面接する全ての人にこれを言っているところ。
入社からしばらく立った頃、僕は同じクライアントに勤務する社員たちをまとめるリーダーに選出され、毎月その社員たちと面談する立場になったのですが、みな口を揃えて「面接で聞いていた話と違う」と言っていました。
なぜこのようなすぐにバレる嘘面接を繰り返すのか…?
それもそのはず、この企業は求人サイト等に嘘求人を出しまくっているからなんです。
「管理部門人不足のため人事総務、採用、営業大募集!」
「接客業に疲れたあなた、デスクワークやってみませんか?」
などなど、激務職からの転職を考えている人であれば飛びついてしまうような文言が並んでいました。
そもそもの入り口から嘘をつきまくっているため面接でも嘘をつくしかない、ということなんですね。
この企業で採用活動をしている人たちには恐らく良心など微塵もないのでしょう。
それでもこの企業に1年半も在籍できたのは、派遣先の人たちがいい人ばかりだったから!
なので毎日のお仕事も楽しく出来ましたし、自分の会社の人間と喋る機会など1ヶ月に1度あるかないか程度だったので意外と長持ちしたのです。
しかし肝心のお給料が本当に雀の涙程度。
この会社にいた当時僕は26歳だったのですが手取り15万円程度でしたからね(!?)
このままでは死んでしまうので、派遣先に辞めると伝えた時に僕が貰っている給料を赤裸々に告白したところ
「えぇ!?その倍くらい貰ってるのかと思ってた!君1人雇うのにうちの社員の給料3人分くらいのお金を君の会社に払ってるんだよ!?本当は辞めて欲しくないけど、君の今後のことを考えたらすぐにやめた方がいいよ!」
と驚いてひっくり返られたくらいです。抜きすぎでしょ。
この嘘吐き守銭奴ブラック企業に辞めると伝えたところ死ぬほどこじれたので、結果退職代行を使うことになってしまいました。
退職代行を使って会社を辞めた話はまた今度別記事でまとめたいと思います!
僕が転職に失敗した理由
これまで僕が入社してしまったブラック企業の実態をお話ししました。
では僕がなぜ上記のようなブラック企業たちに転職してしまったのか、その原因を自分なりに考えて見たのでそれを説明していこうと思います。
次の仕事を決めずに会社を辞めてしまった
個人的にはこれが一番大きい失敗かなと思います。
僕が新卒で入社した会社を辞める際、とくに次の仕事を決めずに辞めてしまったのです。
仕事を決めていないどころか、転職活動すら始めてませんでしたからね。
今考えると恐ろしい話です。
その当時の僕は超楽観的。
「まだまだ若いしどこでも採ってくれるだろう!」
「大学を卒業してからまだ三年経ってないし第二新卒みたいな扱いをしてくれるだろう!」
「どんな業界でもポテンシャル採用してくれるだろう!」
そう考えていました。甘すぎて全ての歯が虫歯になりそうですね。
しかし実際に待っていた現実は当然そんなに甘くはなく。
面接で落とされるどころか書類すら通らない。
ようやく面接にこぎつけても経験がないので特に喋ることがない。
そんな毎日を過ごしているうちにあっという間に3ヶ月が経過していました。
焦る僕のところに飛び込んできたのが前述のブラック企業1社目からの内定通知。
実はこの企業の悪名高さは前から知ってはいたのですが、その当時使っていた転職エージェントから
「この企業は業界ナンバーワン。確かに悪いイメージがあるかもしれないがそれは昔の話。今はかなり改善されて働き方改革にも力を入れている。」
などと説得され、僕自身も
(この内定を蹴ってしまったらもう後がないかもしれない…一生無職かもしれない…)
と無職特有の思考力の低下と視野の狭さにより、内定を受諾してしまったのです…。
次を決めずに仕事を勢いだけで辞めてしまうと、恐らく大多数の人が僕と同じ状況になってしまうと思います。辞める企業が新卒で入った企業であればなおさらです。
次を決めずに辞めてしまうと一番怖いのが無職期間が長くなるほど出てくる”焦り”なんです。
僕も焦りのあまりポッと出の内定に飛びついてしまいましたからね。
あの時の僕の心理状態であれば、幸せになる高額の壺購入だろうがマルチ商法だろうがなんでもやっていたことでしょう。
みなさんも転職を考える場合は焦りで正常な判断が失われてしまうことのないよう、余裕を持って在職中に転職活動をゆっくりと始めてくださいね。
職場環境では死にませんけどお金が無くなったら死ぬので。
転職エージェントに頼りきりの転職活動をしてしまった
転職エージェントとは、自分の経歴やスキルを元に様々な求人を紹介してくれるばかりか、面接対策から職務経歴書の作成に至るまで、転職活動における様々なサポートを至れり尽せりで行ってくれる夢のようなサービス。
しかも大体無料。こんなもん使わない方がバカです。
でもその転職エージェントに頼りきってしまう、というのも失敗の原因になり得るんですよね…。
僕が転職活動、というか会社を辞めてから職探しを始めたとき、まだまだ若かったせいもあってか転職経験のある友人が周りに誰もおらず、頼れるのはSNSをメインとしたネットの情報と転職エージェントからの情報くらい。
でもSNSや転職エージェントは僕のことを微塵も知りませんし、知ったとしても職歴やスキルくらい。人柄や本当に得意なことなんて知りもしませんし知ろうともしてくれません。
なのでネットには全ての人に大体当てはまるようなことしか書いてませんし、転職エージェントもマニュアル通り接してくるだけなのです。
でも初めての転職活動ではネット、特に転職エージェントを信仰してしまいがちになるんですよね。
まあそりゃそうですよ、今まで一度もやったことがないことをリクルートだとかマイナビだとかの名の知れた有名企業が無料で何から何までサポートしてくれるんですから。
100人転職初体験の人がいたら100人が頼ってしまうと思います。
僕は初めての転職でそりゃあもう頼りきりました。
親兄弟より頼りきりました。ズブズブです。
僕が頼りにしていたエージェントはとにかく多くの求人を紹介してくれ、「この会社はこういうところだからおすすめ」「この会社の社長はこういう人でこういう話を好む」など各求人の詳細まで教えてくれたのです。
それだけに限らず面接の進め方、志望動機や自己PRの考え方、職務経歴書の書き方などなど。
教えて貰ったことはここには書ききれないほどです。
人生初の無職期間に不安で不安で仕方なかった僕はもう完全にエージェントの虜になっていたのです。
エージェントが右を向けと言えば右を向きますし、カラスは白いと言われれば同意しますし、おねショタはショタ攻めが至高と言われればその通りだと頷いたでしょう。
簡単に言えば自分で考えることを放棄してしまっていたんですね。
そうなってしまえばエージェントの思う壺。
勧められた求人には全て応募し、唯一出た前述のブラック企業からの内定も
「この内定を蹴るなんてとんでもない!」
といった感じだったので、勝手にエージェントに恩を感じていた僕は
「あなたがそう言うなら喜んでこの企業に入社させていただきます!」
といったノリでサクッとブラックワールドに足を踏み入れてしまったのです。
マグロ漁船とかじゃなくて本当によかった。
そもそも転職エージェントはなんでもしてくれるのに何故無料なの?といった疑問は、転職エージェントがどのようにして利益を得ているかを知ればわかります。
転職エージェントにお金が入るのは求人を紹介した求職者がその紹介企業に入社した場合のみ。
求職者が入社して初めて企業からの報酬がエージェントの懐に入るわけです。
なのでどれだけ求人を紹介しようが書類作成のサポートをしようが、実際にその求職者が内定を持ってこない限り転職エージェントには一円も入らないんです。
そう聞くと内定が出た途端、内定の内容に関係なくゴリ押ししてくる行為に我々求職者のことを考えた気持ちなどほとんどないことは言うまでもありませんね。
実際僕は2度の転職中2度とも転職エージェントを利用していますが、どちらも初めて出た内定を異常なくらい推してきましたからね。
しかも2度目の方は契約社員の内定でしたし。推すなよ。
もちろんこれまでの話から「転職エージェントはクソ!絶対使うな!」なんて言うつもりは毛頭ありません。
実際多くの親身なサポートに助けられたのは確かですし、エージェントしか紹介してくれない求人もたくさんあります。
僕のように転職エージェントに完全に陶酔しきるのではなく、最初から「上手いこと使ってやろう」という気で利用すれば最高のサービスだと思います。
是非みなさんも転職エージェントを利用してみてくださいね!
くれぐれもメンタルは正常な状態での利用をお願いします。
人の言うことを信じすぎてしまった
性善説、性悪説なんて言葉がありますよね。
人の本性の基本は善であるという考え方と人の本性の基本は悪であると言う考え方のことです。
僕は自分が善人なので性善説派なのですが(?)
こと就職活動においては自分の周りの人間は悪人だと思った方がいいです。
前述した転職エージェントもそうですが、ブラック企業の面接官や人事の人間など、こちらのことを100%考えて行動してくれている人など絶対にいません。
まあ普通に考えたら当たり前なんですよ。
これといった経歴がないのに職を欲している人間なんて転職ビジネス上カモ同然ですからね。
転職するのは初めてだから何をしたらいいかわからない、困ったら転職のプロがなんとかしてくれるだろう。
そんな甘い考えで他人に頼りきってしまうと、ほぼ必ず僕のように転職に失敗してしまうことになります。
周りの悪人たちから自分の身を守るのは、なにより自分で集めた情報です。
自分で情報を集め、自分で考えて、自分で行動してください。
かといって情報ばかり集めて頭でっかちになってしまうのもよくないので、必ず第三者の意見も取り入れるようにしましょう。
最初に人に相談する際は転職エージェント等の転職を商売にしている相手ではなく、絶対に転職経験のある友人や家族を優先してください。
最初に転職エージェントに相談してから家族や友人に話をすると家族や友人からの意見にも
「え?でも転職エージェントはこう言ってましたけど?プロの意見なんですけど?素人は口出さないでもらえます?(笑)」
といった感情を抱いてしまいがちです。僕がそうでした。最悪ですね。
転職で一番大事なことは自分の芯を持つことです。
「自分は転職でこの希望を叶えたい、この希望はこんな会社で叶えたい」
自分が最初に決めた芯だけはブラさず、その芯に沿った情報を集めて自分なりの考え方に説得力を持たせていきましょう!
「自分の考えはこうだけど転職エージェントにこう言われたしほんとはそうなのかな…いやそうに違いない!考え変えちゃお〜〜〜!」
といったブレブレの気持ちだとほぼ確実に転職に失敗していまいますよ。
まとめ
ここまで僕が転職で経験したことをお話ししてきました!
とにかく僕がこれから転職しようと悩んでいる人に言いたいのはこの三つ!
次決めてから辞めろ!
焦るな!
軸をブラすな!
です!
ここまで転職のことについてみっちりと書いてきましたが、実際転職してみたら
「前職の方が良かったやんけ〜〜〜」
となることも意外とあるので、転職を考えている人はまず辞める!なんてアホなことはせず、まず情報収集!です。
意外と今自分がいる環境って恵まれているんだな、と思うきっかけになるかもしれませんよ。
それでも転職したい!という結論に至ったのならば、この記事をもう一度見にきてください。
ぶっちゃけ転職がうまくいく人なんて、転職しようとしてる人の半分もいないと思います。
それでもこの記事で僕が伝えたかったことがなんとなく伝わってくれていれば、転職成功率が10%くらい上がるはずです。恐らく。多分。きっと。知らんけど。
それでは!
- 転職失敗し続けた僕が教える転職で失敗しない方法 - 2021年10月25日
- 【まんだら遊苑】本物の地獄って見たことある?富山にあるよ - 2020年8月12日
- 【11月】北陸で開催されるアニクラまとめ - 2019年10月31日
コメント